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2019年2月 4日 (月)

指輪 7-3

陽が昇って一般的には活動時間となったらしく、誰かがオレの部屋のカーテンを開けた。

一気に明るくなったので、流石にまぶしい。

寝返りを打って枕元の人を見上げたオレを、堂々と覗き混んでいるのは美希だった。

Wake up~!」

いつものように叩かれても嫌なので、起きたついでに身体も起こす。

寝ぼけた頭で反射的に返事をした。

Good morning, Miki

「おはよう、徹君」

にっこり笑っている美希の、どこかたくましい表情にも違和感を覚えて、頭が一気に動き出した。

「美希?」

「はい?」

「お前、今いくつだ?」

「二十歳」

「オレは、誰?」

「竹本徹、お隣さんで幼馴染。私と同じ大学の工学部にいます」

今の状況を的確に話す。



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