ようこそ竹本家へ

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<プロローグ ~こんな一家だと思っていただければ~

 ○ 三つ子の魂・・・?  p1  p2  p3  p4

<竹本くんと中尾さん ~徹パパと美希ママがまだ家族じゃない時のお話。小説(一部漫画)です~

new 指輪 全8章 top

「アナタ、ダレ?」
一緒に育った15年が、相手からすっぽりと抜け落ちた・・・。

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 当たり前だと思っていた基礎部分が、根こそぎ崩れた時。
 自分に本当に大事な「もの」は何なのかに気付くまでの二ヶ月間の話です。

以下はこちら(PCTOPスマホの方はこちら)からどうぞ。

 

<1ページ漫画(PCTOPスマホの方はこちら) ~気ままに、竹本家の日常です~

 

時系列順に並んでいます。各々関連はありませんが、お勧めは初めから。

 

 禁断の・・・?  お約束  男と女の理想と現実  夜行性?  新妻の背中
 いつものがいい  あぁ悲しき性(さが)  お好みは上?下?  二人だとあったかい  ああ、勘違い
 春になると増える  命名-長女の場合  赤ちゃんの頭の中(new)  新米パパの気がかり  新米パパの悩み
 決め手は実用のみ  気分は誰よりも高く  あのね  それって売ってるの?  少年の心
 勘違いシャボン玉  お星さまお願い-長女の場合  命名-長男の場合  ゴメンナサイ  主婦二人?
 女の子の夢ぶった切り  ツインテールと誤解  正直者は損をする  赤ちゃんの友  オンナゴコロ
 指三本  すりすり  オトコゴゴロ  猫の一家?  勘違い森のくまさん
 小二×お風呂=  勘違い不思議なポケット  お星さまお願い-長男の場合  幼稚園で習った?  叫び慣れてる方が(new)
 勘違い一年生になったら  実践おやじギャグ  実践おやじギャグ・その二  多分標準的  悪口一続き
 南の窓と北の窓  思わず手が出た  女の敵のあしらい方  女の子の秘密  学習しない奴ら
 怒りのスプーン  げんこつ一発  二度目撃した男  さて、親の意図は・・・?  三つ子の癖
 でっかいのが


<本のある漫画 ~一話に一冊ずつ、本が絡んでいます~

 

最新 パパはウルトラマン (全30p top)

 

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 (「おとうさんはウルトラマン」 1996年発行 「パパはウルトラセブン」 1999年発行 他シリーズ全7冊 みやにしたつや作・絵 円谷プロダクション監修 学研)

 

 外でお父さんが頑張れるのはなぜでしょう? 会社と家と、見せる表情の違いやいかに?の男の話(笑)

 

以下はこちら(PCTOPスマホの方はこちら)からどうぞ。

 

2019年3月11日 (月)

指輪 8-1

それからは特に問題もなく、今までの日常に戻った。

下宿に帰り、大学へ通い、サークルやバイトで精力的に働く。

今までの幼馴染として一緒に過ごしてきた時間も、今共有している時間も、当たり前のように積み重ねて語る事ができる。

だが、一部分だけ、美希の記憶はオレとは被らない。

すぐに分かった事だが、本来の記憶が戻った代わりのように、記憶障害の時期の記憶がほぼ無いのだそうだ。

事故から新年度が始まるまで記憶がスキップしてしまっている事を、美希は申し訳なさそうにしているが、そこを咎める人は誰もいないし、オレも負担に思ってもらいたくはない。

ただ、変わるべくしてオレは変わった。

その事をどう捉えるかは美希次第ではあるが、でも。

子供の素直さでは快諾してもらえたし、夢の中の話には納得しているようだ。

どちらも現実の話として捉えるには無理があるが、左手の薬指にある指輪を見せてくれたあの日、美希は納得したあとに、ゆっくりと、笑ってこう付け加えた。

「よろこんで」

美希の言葉は相変わらず優しくて落ち着く。

でも少しだけ真剣で確定的。

どこまで本気かは分からない。

でも、もしかするとそう遠くない将来、本当におこる出来事かもしれないのだ。



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何やら掲載の間隔を間違えてしまったらしく、途中から間延びしてしまいましたが…長丁場、一応完結です。
これはもう、随分と昔に話の筋はできていて、というか、漫画として描きあがっていたものです。
ただ、そのまま(漫画のまま)upするには、色々なところに不都合がありまして、かといって修正するには絵柄の問題とかで不自然さが残る。
いっそのこと全部描き直しも考えたんですが、だったら家族になる前の話なので小説に起こしてしまおう、となりました。
個人的には思い入れのある作品です。
色々とプロットを練り直さなくてもすんなり、一つの塊として勝手に出来上がったというか、そんな感じ。
お気に召していただけたら嬉しいです。
長期間お付き合いくださり、ありがとうございました。

2019年3月 4日 (月)

指輪 7-7

一気に言って振り返った美希は、ちょっと頬が赤かった。

「バイクと指輪、壊れてしまった物を見て、壊れた理由を思い出して、今の自分も思い出した。徹君が、思い出させてくれたんだよね」

「オレが?」

夢から覚めた時には記憶が戻っていたというから、そういう事かもしれないが、オレ自身はなにもしていない。

「徹君がバイクだったり指輪だったり、私の印象に残っていたものを呼び水として見せてくれたから夢に見たんだと思ってるよ。だからあの、ありがとう」

落ち着いた声で礼を言う姿が年相応でしみじみ落ち着く。

「でも徹君、あの時何て言ったの?」

「え?」

「夢の中で指輪をはめてくれながら」

向かって右手の薬指をオレの方にかざして言っているが、それこそオレに聞かれても困る。

他人の夢の中の台詞にまで責任は持てない。

でも

「多分、それは美希が子供の頃にオレによく言っていた事と同じじゃないのか?」

男が女性に指輪を贈りながら言う事といえば、一つだろう。

実際、指輪を渡した時は、子供相手と同様ではあっても、はっきりとプロポーズした訳だから、夢に出てきてもおかしくない。

ただ、美希がオレにプロポーズしていた事を覚えているかどうかは、分からないが。

期待薄で笑ってみせたら、ちょっと考えて、納得したように言った。

「そうかそうかもね」



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